木霊

2006年10月20日、第49回建築士会全国大会「栃木県大会」が市文化会館にて開催されました。会場の正面ロビーにテーマオブジェを依頼されましたが、「高さ4m以上、県産材として大谷石・八溝杉・竹・和紙の素材を活かして作ること」を条件に製作しました。

大谷石・厚さ100mm幅1800mm高さ900mmの石版を加工し光ファイバーを埋め込む。「石華」
八溝杉・直径350mmの八溝杉原木を切り出してくり抜き、LUNAを封じ込める。高さは1800mmと1500mm。めおとの「木霊」
竹・直径160mm、高さ4000mmの孟宗竹に切り込みを入れ電球を入れる。「KAGUYA」
和紙・和紙あかり「LUN」Aと「ENDOUMAME」を配置する。

光ファイバーや杉丸太の加工、石の切削など、専門のかたがたの協力を得ました。一日だけの展示でその日のうちに解体しましたが、楽しく印象に残る仕事でした。